厨房設備はメンテナンスフリーではありません!
各設備の定期的なメンテナンス清掃を行わないと、フィルタの目詰まりや油汚れの堆積により正常な働きができない状態になります。
その結果、吸い込まれるはずの塵や油分が室内に残るようになり、壁面や床が油っぽくなったり、臭いがこもってしまったりすることになります。
また他の換気設備や空調設備にも影響を与えてしまうのです。
調理時の油煙や湯気をダイレクトに受け止める囲いとなるものです。
厨房内の限られたスペースに取り付けがおこなわれますが、調理内容にあわせて
油煙や湯気をスムーズに外へ排出できるような最適のサイズを選び検討する必要があります。
吸込み面のグリスフィルターを油煙が通る際に、約80%の効率で油分と煙を分離します。
その分離された油分がケーシング下部に溜まり、ホースを伝ってこのオイルパンに溜まる仕組みです。
ユーザーでも簡単にメンテナンスができ、もしもの火災時にとても重要な役割を担っているのです。
調理時の油煙を油分と煙に分離するフィルターです。
ステンレス製のWフェイスタイプがもっともベーシックなものとなっていますが、
用途に合わせたセラミック製の高性能フィルターやパンチングプレスの複層フィルターなど
様々な種類があります。
グリスフィルターケース内にあり、もしも火災が発生した際に
温度ヒューズが設定温度で切れシャッターが閉じる仕組みです。
ダクト内部に火が回らないように延焼を防ぐものです。
長期間そのまま使用すると、油の固着により正常に開閉できなくなります。
定期的な目視点検や専門業者によるメンテナンスが必要となります。
防火ダンパーのシャッター部に付いています。
これはシャッターの開閉度を調節でき、設定温度を過ぎると熱で溶解しシャッターが
閉まる仕組みとなっています。
またこの部品は消耗品であり、劣化で切れて閉じてしまう事もあります。
その際も専門業者に御相談下さい。
これは合流地点や分岐地点に設けるもので、様々な条件下でも温度や風量を一定に保ち
空気の流れる音などの騒音も抑えてくれるものなのです。
ダクトは油煙の通り路であり、天蓋フード部より取り込んだ油煙をダクトを通じ
排気口より外へと逃がすためのものです。
設備の大きさや施工環境により角ダクト、スパイラルダクト、フレキシブルダクト
などが選定されます。
チャンバーBOX付近や合流付近、そして排気ファン付近などは油汚れが堆積し易く、
点検やメンテナンスが必要となります。
排気ファンは天蓋フード部より吸い込んだ油煙を外の排気口へと送り出す送風機の役割をします。
これも厨房設備の規模や施工環境により様々なタイプを選択できるものです。
モーターを動力源とする場合、ストレートファンのように直結タイプとベルト駆動によるタイプと2タイプに分かれます。
当然ベルト駆動の場合は定期的なVベルトのメンテナンスが必要となります。
主な症状としては吸込み能力の低下やベルトの滑る音(異音)があげられますが、厨房から離れたところにあり、危険な場所に設置しているケースがほとんどですので専門業者に定期的に点検してもらうことをお勧め致します。
また長期間そのまま使用するとファンの内部や羽根部に油の層が蓄積され、排気能力の低下や、消費電力の増加、そして機器への負担が大きくなり様々な故障の温床となります。
排気ファンの取り合い部(吸込み口、吹出し口)は耐火性キャンバスダクトを用います。
運転時の振動を抑え、柔軟な伸縮性を生かし機器接続を簡素化する為のものですが、劣化や衝撃により破損(穴、破れ)し排気が漏れる恐れがあります。
こちらも定期的な点検が必要となるでしょう。
外の雨水や風圧の侵入を抑え、効率的に煙を吐き出す為の屋外カバーです。
一般的に先端部には小動物(鳥など)の侵入を防ぐ網を設けます。
長期間そのまま使用すると網目が油汚れで目詰まりを起こし、排気効率が著しく低下する場合もありますので、定期的な点検が必要となります。
小動物(鳥など)の侵入を防ぐ網を設けます。
一番オーソドックスで普及率の高い万能タイプです。
施工上排気ファンを離れたところに設置する場合に用いられV状の両面から効率的に吸い込むことができます。
種類やパーツも豊富で比較的安価なものが多いです。
有圧換気扇などのファン設備がこのダクト内で施工される場合で一方方向より効率的に吸い込むことができます。
騒音が多少大きめですが吸い込みパワー絶大なものが特徴です。
これは水のバブリング効果を用いて油脂と臭いを除去するものです。
特に近隣環境に配慮が必要な場合や焼肉や焼き鳥など油脂を多く含む調理環境に適しています。
特殊な設備の為メンテナンスは専門業者に依頼しましょう。
防火ダンパーのみの設置で特に油脂分を含まない
蒸気等や熱を主に吸い込む目的のオーブン系統や食洗器系統に広く用いられています。
工場内の給排気用、また一般厨房用ダクトとして広く使われています。
比較的スペースが取れ、直線的な施工に最適です。
メンテナンス性に優れていて400㎜×400㎜以上の口径であれば開口部を作り内部の清掃メンテナンスをおこなうことができます。
比較的小規模で天井裏のスペースがない場合に広く用いられています。
加工が容易で施工しやすい利点があります。
内部のメンテナンスはほぼできません。
専門業者により適度に内部を点検し、汚れ状況によっては再施工が必要となります。
ダクトラインの中で吸込み上流部や合流ヶ所などメンテナンスが他の部分より必要とされるところに設けます。
ファン取り合い部のチャンバーBOXにも設けられています。
もっともポピュラーな幅広く用いられているタイプです。
メンテナンス性に優れていてベルト駆動タイプは定期的な点検が必要となります。
低騒音タイプで風量も多く工場や大型施設にて使われています。
大型の施設や倉庫などの換気用として広く使われています。
また施工上ダクト設備が困難な場所での厨房用として、直接排気方式で使われています。
消音性能が高く、ホテル、病院、商業ビル等で広く使われています。
片側に点検口があり比較的メンテナンスしやすいモデルでもあります。
格子状の仕組みで空気を出し入れする換気口です。
フィルターを取り付けれるタイプもあり。
もっともポピュラーなシロッコファンタイプで店舗内やトイレ、事務所などで澱んだ空気を強制的に放出するものです。
24時間換気としての利用が可能で、外気を取入れ、室内の空気を出します。
さらに熱交換器により温度調節も可能。
フィルター及びエレメント部は定期的なメンテナンスが必要となります。
外の新鮮な空気を取込むところで害虫等の侵入を防ぐネットやフィルターが装備されています。定期的なメンテナンスが必要です。
①天蓋フード(内/外)
②フィルターケース(通称Vバンク)
③グリスフィルター
④防火ダンパー(ハイガード)
⑤オイル受け部材
⑥吸込み立ち上がり部
口径が400×400㎜以上からのダクトとなります。
スパイラルダクト(丸管)は対象外となります。
内部侵入経路が確保できない場合はお請けできない場合もあります。
開口部がない場合は別途新規造作となります。
ダクト素材がステンレス製の場合お請けできない場合もあります。
事前の現場調査が必要となります。
吸込み部から排気ファンまでの区間をこの横引きダクトが通り道となります。
長期間了すると内部の油汚れは相当なものになります。5年サイクル程度の頻度でメンテナンスを行いたいものです。
①羽根車(シロッコファン)
②ファンケーシング内部
③キャンバスダクト継手
④ベルマウス
⑤Vベルト調整
⑥グリスアップ
※No3クラスまで分解清掃できます。
※設置状況により施行できない場合もあります。
※深雪時期の冬季12月~3月までは施行を控えさせて頂いております。
吸込み能力の要となる送風機部(排気ファン)の分解清掃です。
ご利用条件げ変わりますが1年から2年程度の頻度でメンテナンスが必要となります。
➀FOOD内外
➁フィルター一式
➂パンチングパネル
④ドレンパン部×1
⑤ハイガード×1
⑥立上り部(手の届く範囲まで)
⑦ドレン配管部
通称ブクブクジェットも定期的なメンテナンスが必要となります。
専門業者にご依頼する必要があります。
➀外装キャビネット
➁シロッコファン
➂ファンケーシング
*施工状況により分解清掃できない場合もあります。
天井扇はホールや厨房内、そしてトイレなど室内の澱んだ空気を強制的に排気させるものです。
定期的に点検をおこないメンテナンスする必要があります。
その他のサービスや清掃価格につきましては下記のお問い合わせフォームより
ご確認ください。