エアコンが一般的に普及し始めたのは1960年代だそうです。
もう60年近く進化し続けているのです。
確かに暮らしも豊かになりましたが、それに伴う副産物として
自然環境問題もつねにクローズアップされています。
特にエアコンで使われる冷媒フロンガスは
オゾン層破壊問題から、次なる試練として地球温暖化にまで、
影響を与えないモノへと常に変化し続けているのです。
今回のエアコンは年代はわかりませんが
20年近く経過していると思われ、使用冷媒フロンガスの種類は
R22でした。
*冷媒フロンR22は2020年で生産が終了します。
【簡単に解説します】
①現在R22を使用するエアコンはまだ全体の2割以上もあるそうです。
②このR22は2020年で生産が終了します。
*このガスは冷媒の充填修理等の際のみ必要となります。
③現在もR22の価格が30%近く高騰し続けているのです。
④R22は2020年には在庫分だけとなります。
⑤故障が発生した場合、部品調達も含めて冷媒ガスの入手が
困難となり、修理ができない状態に近い将来なります。
この様な機種(R22)のエアコンを使用しているオーナー様へ
*1998年以降の製品よりR22が使用されているものがあります。
今もこれからも正常にお使い頂ける場合は何も問題ありません。
でも2020年以降で何か大きな故障が起きた時は、
修理出来ないと思った方がいいと思います。
もしも現在、すでに故障でお悩みの場合は新機種と入れ替えを
された方が経済的かと思います。
それでは分解清掃の開始です。
ダブルファンタイプで中々重厚なものです。
汚れも重厚です。
キャビネットもかなり重たいもので、プラスチック製の劣化が進んだものは
すぐに亀裂や破損につながりますので作業は慎重に・・・
やはり経年劣化のせいでしょうか腐食ヶ所が見受けられます。
モーターマウント部も水が残らないように注意します。
ここから洗浄です。
劣化部分もありますので洗剤は通常よりやや薄目で
長時間洗浄で行きます。
このポンプとフロートは作りがしっかりしているものです。
少々では壊れないでしょう。すごい!
ここまでが限界のようです。かなりキレイになりました。
変色しているところは腐食のためです。
キャビネットやフィルターも慎重に洗浄・拭き上げました。
ジェットエンジンみたいなファンもドレンパンも
素晴らしくキレイになりました。
これで内機は大丈夫かと思われます。
室外機はビルの屋上で管理上拝見できませんでした。
でも20年近く本当によく頑張ってます!
これからも頑張れ!
*エアコン清掃のご用命は
日美装建 株式会社
TEL 011-700-0132
*エアコン入れ替えのご相談は
株式会社AIRNOTE
TEL 011-299-4152