今年の札幌は雪が遅いです。
今時期ですと外での洗浄は凍り付いてしまうので
無理ですが、今日は大丈夫でした!
このお店はしっかりメンテナンスをされていて
本当に素晴らしいオーナー様でした。
とにかく臭いが気になるとの事で
熱交換器とドレンパン周りを重点的に
洗浄致します。
試運転で臭いを確認すると・・・
確かにカビ臭い臭いがします。
しばらく運転をかけると
だいぶん落ち着きますが微かな悪臭が残ります。
閉店して約12時間後、
しかもこの期間は暖房運転がメインですから
熱交換器の特に裏側やドレンパン部の汚れが
原因かと思われます。
ドレンパン部の汚れです。
臭いは判断できません。
熱交換器部です。
こちらの方が確かに臭いは感じます。
全体的に茶褐色に変色して
汚れのオブラートに包まれているようです。
でも美容室でほぼ毎日運転してて
この程度の汚れ具合ですから従業員様 ほんと感謝です!
これから全部キレイにしちゃいますね!
裏の裏側まで洗浄するので養生はとても重要な工程となります。
特に基板BOX周りは水厳禁!
蚕のようにぐるぐる巻きです。
これは1次洗浄でアルミフィン用のアルカリ洗剤によるもの。
予想以上に汚れてました。
次に消臭効果のあるアルカリ電解水による洗浄です。
これで裏の裏側まで洗浄します。
そして三次洗浄として中和剤による
リンス洗浄となります。
臭いの素との戦いは簡単にはいきません。
どうですか! 素晴らしい状態です。
多少スチール部分に腐食が見受けられますが
まだまだいけます。実年齢 30歳前後でしょう!
*ちなみに製造年は2010年製です。
ちょっとピンボケですが完璧です!
ドレンポンプ接続完了。
同業者の方 4点のストッパーちゃんと付けてますか?
信用問題になりますよ!
*キャビネットを外している時に
下で4点蓋のストッパーを取り付けるのがコツです。
上に装着してからではめちゃくちゃ時間がかかります。
だからストッパーを付けない業者も多いようです。
ダイキン製のこの固定金具は内部のフックを
ハメてから少し負荷を掛けながら締め込むのが
ポイントです。
フックの状態も確認せず一気に締め込むと壊れます。
また締めすぎるとキャビネットが割れますので
締め過ぎも注意です。
これでエアコン洗浄は終了です。
今までの経験上、臭いの原因はカビ菌を含んだ
空気にあると思います。
エアコンは室内の空気を吸い込んで熱交換作用で
冷風や温風となって出てきます。
水を多く使うお部屋や人がたくさんいるお部屋は
必然的に湿気が多くなります。
カビが一番大好きな環境は
①湿度がちょっと高い所
②温度が20℃からの常温
③よどんだ気流の少ない所
ほぼほぼ私たちの環境と一緒なのです。
【お店様でエアコンの臭いで悩みの方へ】
エアコン洗浄と同時に、お部屋の環境を見直す必要があります。
特に水を使う所近辺や、出入口附近の換気です。
室内の気流に関係する天井扇や24時間換気は
特に夏場などは連続運転をさせてカビ菌の滞留対策をお勧め致します。
エアコン洗浄のことなら
日美装建 株式会社
TEL 011-700-0132