エアコンの故障は突然やってきます。
特に多いのは7月、8月の真夏時と12月、1月の極寒時です。
【故障の原因】
NO1 室内機の水漏れエラーによる緊急停止。
NO2 冷房・暖房が弱い。
NO3 突然動かなくなる。
どれもたどればフィルターや熱交換器の
汚れの蓄積が一番の原因なのです。
(室内機の水漏れエラーによる緊急停止。)
これは主に夏季の故障で、冷房運転時に熱交換による水が発生します。
エアコンの汚れが酷くなるとドレンパン内部の汚水は、スライム状の
どろどろとなり、ポンプやフロート部の動作不良が起き、
緊急停止または水漏れ現象が起きるのです。
(冷房・暖房が弱い)
これもエアコン・・・特にフィルター部や熱交換器部の
汚れが原因です。 緊急停止はしないのですが風量が著しく弱く、
不快感は否めません。
(突然動かなくなる)
一番厄介です。↑上記の冷暖房が弱い・・これが初期症状だと思って下さい!
これを放置してそのまま使うと、多大な負荷が常にかかった状態になり、
動作不良では済まされない破損となります。
それは運転に一番重要な圧縮機(コンプレッサー)の場合が殆どです。
あとは制御基盤に不具合が生じたり、ファンモーターが壊れたり・・
様々な部品が悲鳴を上げるのです。
壊れると当然、部品交換となります。
基盤 1か所あたり 20,000円~30,000円程度
ファンモーター 10,000円~15,000円程度
コンプレッサー 150,000円以上 *すべて目安価格で機種により異なります。
上記はすべて部品単価で工賃や諸経費が更に上乗せされます。
更に部品の在庫確認から・・・また更に10年を経過した機種は
部品がない場合も出てくるのです。
故障発生から最速でも1週間後からの修理となるのが普通です。
当然・・お店の営業や業務に支障を来すことになるでしょう。
今回は某施設のGHPでエラーが発生し、運転停止したものです。
エラーコードJ6 吸入3温度センサー断線異常又はオイル戻し電磁弁不良。
このため運転不可で制御停止状態でした。
パネルを開け、回路図を確認しサーミスタのラインを調べます。
コネクターを外し、先端まで取り外していきます。
この時点ではコネクター部の焦げ跡や各配線の断線は見受けられません。
先端部の接続状況です。 新&旧 比較です。
この部分は指先しか入るスペースがなく、少々難航しましたが
新しいサーミスタと交換完了です。
ちなみに旧サーミスタをテスターで導通確認したところ、
針は触れず断線してました。
もう一つの原因 オイル戻し電磁弁不良は試運転で様子をみてから確認します。
試運転で約1時間ほど冷暖切り替えて経過観察をおこない、
問題無き事を確認致しました。
またオイル戻し電磁弁不良については念の為、目視で外観のみ確認おこない、
今回の直接的なエラー要因ではないと判断致しました。
とりあえず大きな故障ではなく良かったです。
エアコン・クーラーの急な故障でお困りの方
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前兆、故障の様子、エラー表示、設置後の経過年数、メーカー型番をなど
事前にお調べ頂ければスムーズに事が運びます。
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